増加中の生活習慣病に関する現状解説

生活習慣病は、私たちの生活習慣が病気の進行または発症にかかわる疾患です。食事や運動、不規則な生活のほか、喫煙や飲酒といった嗜好品が病気を生む引き金となります。生活習慣関連で起こる疾患は、高血圧症や心筋梗塞など循環器系の病気や、脂質異常症といった代謝系の病気が主となります。また、肺疾患や肝疾患、高尿酸血症(いわゆる痛風)、成人型糖尿病も生活習慣病の一種です。

生活習慣病は発症初期または発症前の段階であれば、生活習慣の改善を試みることで病気の進行を食い止められるとされています。体を動かし体重を落とす、塩分を減らす、脂質や糖質がメインの食事を見直すなどが主な対策です。もちろんたばこの喫煙量や飲酒量を減らすことも大切です。多くの疾患は、自覚症状があった時には進行している状態だと言われています。糖尿病などは進行することで合併症を患うこともあるので、特に注意したい症状です。

一日も早く生活改善に踏み切ることが大切ですが、どうすれば発症初期や発症前の段階を見つけられるかといったところも大事ですね。定期的な健康診断を受けることで病気をいち早く見つけることができます。年に一回は健康診断を受け数値を見守りましょう。おいしいものがやめられないなど、突然生活改善に踏み切れないというケースが大半でしょう。まずは、ごはん茶碗を一回り小さいサイズに変えてみる、下りだけはエレベーターを使わず階段を利用するといった小さな改善を続けるだけでも病気の進行を抑え、現状維持ができるでしょう。